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長寿祝い (還暦・古希・喜寿・傘寿・米寿・卒寿・白寿・百寿)のプレゼントは何がいいか? 自分史をプレゼントすることは?

自分史

2023.05.27

長寿祝いのプレゼントには何があるか?

①長寿祝いの年齢

まず、長寿祝いについて簡単に整理します。

還暦(かんれき)60歳
赤いちゃんちゃんこの風習があり、赤が長寿祝いの色。
近年は赤いちゃんちゃんこ以外のものを贈るケースも増えてきています。

古希(こき)70歳
長寿祝いの色は紫。

喜寿(きじゅ)77歳
長寿祝いの色は紫。

傘寿(さんじゅ)80歳
黄(金茶)が長寿祝いの色とされています。

米寿(べいじゅ)88歳
黄(金茶)が長寿祝いの色とされています。

白寿(はくじゅ)99歳
白が長寿祝いの色とされています。

紀寿(きじゅ)または百寿(ひゃくじゅ)100歳
白が長寿祝いの色とされています。

②プレゼントの検討

人生の区切りとなるお祝いなので、形に残るものがおすすめです。
還暦では赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈る風習がありますが、
その他の長寿祝いでは特に決まったものはありません。
もし迷ったときは、傘寿で傘を贈るなど、
長寿祝いの名称にちなんだものや長寿祝いの色の品を選ぶとよいでしょう。

何を送ればいいか迷う場合はカタログギフトを贈るとよいでしょう。
カタログギフトには、グルメやグッズ、体験型チケットなど
さまざまなアイテムが掲載されており、
好きなものを自由に選ぶことができます。

③お祝いの日の過ごし方

ただお祝いの品を渡すだけでなく、
三世代で外食・家族で温泉旅行など、
和やかな日を過ごすといいでしょう。

④こんなプレゼントも

他にも様々なプレゼントが考えられます。

メッセージ入りグッズ
孫デザイングッズ
食器類
文房具
メガネケース
ひざ掛け
入浴剤
お酒
マフラー
ネクタイ・ループタイ

マフラー・ストール
リュック
名前入り湯呑み
扇子
帽子
写真立て
名前入りお箸
プリザーブドフラワー
A5ランク牛セット
祝寿座布団
ブランケット
デジタルフォトフレーム
マッサージチェア

商品に名前やメッセージを付けることで
よりオリジナルなプレゼントになります。

⑤避けたほうがいいプレゼント

くし
「苦」「死」を連想させるので、避けましょう。

お茶
お茶は香典返しでよく使われることから、
「死」を連想したり、縁起が良くないと考える人もいます。

縁起の悪いものや、その方にとって印象の良くないものは
避けるべきでしょう。

長寿祝いに自分史をプレゼントするのはどうか?

①自分史をプレゼントするとは?

いろいろある候補のうちの一つ、自分史をプレゼントするとは
そもそもどういうことかというと
その方の生い立ちや思い出などを
文章・写真・デザインとともに冊子化して
それをプレゼントするというものです。

もちろん制作してプレゼントするためには
その方の情報が必要です。
ですので、ヒアリングや資料提供はその方の協力が必要ですが
その他の制作については、プレゼントする側が対応するといいでしょう。

②適している方とは

自分史をプレゼントすることが適している方とはどんな人なのでしょうか?
自分史制作にはたくさんの魅力があります。
つまり、後述する自分史作りの魅力が、その方や、親族にとっても
価値の大きいものであると感じたのであれば
自分史をプレゼントすることは適していると
いえるのかもしれません。

③自分史づくりの魅力とは

文章などで自分を伝えられる。

人は誰しも長年生きていると、子や孫、知人や世間に対して
言いたいことが少しはあると思います。
また、自分の人生はこんなことがあったんだと
自慢したい方もいるでしょう。自慢はあまり前面に出ると嫌味になりますが
自分史なので、あまり過度に避ける必要はないでしょう。
どんな困難があったか、どう乗り越えたかなどのエピソードがあれば
読む人にも感動が伝わったりします。

ずっと残る

書籍化することで、永く残るものとなります。基本的には過去の膨大な
情報の中で、著者が重要だと思うことを、
整然と並び変えている造りになっていますので
コンパクトに要点がまとまった資料、というとらえ方もできます。
現代はデジタルデータがあればいいのかもしれませんが、
書籍化されていれば、どの年代の方も、
手軽に手に取れて気楽に読むことが出来ます。

私たちは自分の人生には執着がありますが、いつかは生涯を終えます。
100年以上のスパンで見れば、ひとりの人間の情報など
やがて忘れ去られていくことも多いでしょう。
自分史があることで、一つの生きた証のようなものが残ることになります。

作る過程を楽しめる

自分史制作は、自分の人生のことについてまとめるという
クリエイティブな活動です。
作る中で、いくらでも工夫できます。文章の構成やデザイン
写真の加工など、その過程を楽しむことが出来るのも自分史の魅力です。
また、過去の記憶をたどっていくことも楽しいものです。

自分を理解させるツール(話題のネタ・関心を持ってもらえる)
一度作品が出来上がると、人に配ることもできます。
読んだ人から感想をもらったり
会話のネタになることもあります。
経営者の方で、自分の半生を自分史にして
自己紹介ツールとして活用されている方や、
介護施設のスタッフに読んでもらっている方などもいます。

気持ちの整理 ものの整理

自分史は、膨大な人生の記録を、
要点を絞って写真や文章でまとめるものです。
ご本人様にとっても気持ちの整理にもつながり、
過去の不要な写真の廃棄などの
ものの整理にも役立つこともあります。

作り上げることで思いが伝わる

自分史はすぐに完成するものではありません。資料集めから文章作成
構成や見直し、デザインなど様々な作業が必要です。
大変な作業ですが、それが出来上がると、労力を割いて、
気持ちを込めて作った分読み手にそれが伝わります。

言葉を超えた魅力 

読んでくれた人が心を動かされたり
思わぬ部分に感動する人もいるかもしれません。
自分史には言葉では言い表せない魅力があります。

代理製作者の満足

仮に両親の自分史を、息子さんがメインで制作する場合、
両親にはインタビュー程度の負担で、
主に息子さん(と制作業者の場合もある)
が作り上げていくことになります。
それは両親にとっても喜ばしいことであると同時に
息子さんにとっても、価値のあることになるでしょう。
親孝行ができたという満足であったり、
両親の今まで知らなかったことが知れた
などがあります。

普通にものを上げる以上の思い出

代理制作者がプレゼントする場合、普通にものを買ってプレゼントするより
自分史制作→プレゼントという手段は、他にない特別感があります。
唯一無二のプレゼントの最たるものかもしれません。

④こんな方は適していない

逆に、こんな方は自分史を代わりに制作→プレゼント 
は向いていないかもしれません。

時間もお金もかけられない

自分史制作は、思っている以上に時間がかかります。
費用については、すべて自分たちでできれば印刷代くらいで済みますが
業者に制作のサポートを依頼すれば、コストも結構掛かります。
お金も時間も浮かせたい場合には、あまりいい手段ではないかもしれません。

書くことがない

書くことがないという方もいるかもしれません。しかしそれは
文章を考えるのが苦手・周りのすごい人と比べて
自分は大したことをしていない、という理由が多いと思います。

しかし仮に大したことをしていなくても、
別に自慢大会をしているわけではありません。
他人より優れていることを探すのではなく、
自分の人生にとって幸せを感じたことや
人に言いたい事などを書けばいいだけです。
そう考えると、どの人にも書くことがない、という事はないはずです。
書くことがない、という方は、
書くことをサポートしてくれる人を探す必要があるでしょう。

インタビューが体調などの理由で困難

ご本人が制作のすべてを行わない場合でも最低限インタビューが必要です。
しかし、現在体調が悪化している場合などでそれも困難である場合は
スムーズに制作することは難しいでしょう。
しかし、その方の情報を多く知っている方がいれば、
制作ができないというわけではありません。

お祝いの日が迫っている 

例えば息子さんがご両親の自伝を代わりに制作してあげる場合
米寿祝いに渡そうと思っているが、お祝いを行う日まで1か月しかない
などの場合は、その日までに完成させるのは難しいかもしれません。
急ぐことはできても、どうしても自分以外の人の都合もあるので
これ以上早められない、という限界もあります。
ただ、その場合は、長寿祝いの日にプレゼントチケットだけ渡すなど
にすれば、その日はチケットを渡し、それ以降で制作を進めるという
やり方もあります。

⑤自分たちでやるのは大変

自分史の制作をご本人さんだけで行う、
または息子さんなどがサポートして行う、
いずれにしてもきちんとしたものを作るのは相当大変です。
詳しくは別のコラムで触れようと思いますがざっと流れを記載します。

自分史制作のフロー
企画→全体構成→ページ構成→インタビュー→文章作成
→文章配置→文章割愛・追加→
写真集め→追加撮影→掲載分決定→紙面反映→画像加工→
表紙デザイン→各ページデザイン→各章デザイン→文章修正→
企画コンテンツ部分構成→修正
ページ調整→印刷データ作成→印刷依頼

ざっと記載しても様々な工程があり
それぞれの工程も
さらに細分化されます。

大変なことは
企画や文章修正・デザイン関係の作業
このあたりは素人ではなかなか難しいでしょう。
また、自分たちでできる作業であっても
結構時間がかかります、お仕事をされている場合は
完成までにかなりの時間がかかってしまいます。

また、他の人の寄稿を求めたりする場合は
その方の返信が遅れたり、文章が多すぎたり、誤字があったりと
なにかと調整が必要になってきます。

いずれにせよ
作ると決めたのであれば
途中で保留するのはまだしも
中止するというのは避けたほうがいいです。
なぜならせっかく意義のある自分史を制作しようとしているのに
途中でやめたら、逆に心残りになってしまうからです。

⑥業者の力を借りましょう

当社ではもちろん制作のすべてをサポートできます。
また、他にもたくさんの業者がいます。
金銭的な問題はありますが、一生におそらく一度の自分史制作。
自分たちでできることはするというのは全然問題ありませんが
不安な部分は業者の力を借りることをお勧めします。

逆にほぼ業者に丸投げにすればやってもらうことは
  ご本人:数回のインタビューや撮影
  依頼者:業者との打ち合わせや確認作業
 となります。
依頼者の確認作業はページが多いと少し大変ですが
それでも圧倒的に楽になり、完成度も格段に上がることでしょう。

まとめ

長寿祝いには年代に応じて様々なプレゼントが考えられる。
自分史のプレゼントは、様々な魅力がある。
完成までの道のりは時間がかかる。
業者の力を借りると費用は掛かるがスムーズ。

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